株式会社伊藤建設工事の板金工事部・福島班は茨城県ひたちなか市にて物件を施工しました。

広い屋根と海が一体化して見えるほど、海に近い場所での作業です。

今回は、折板屋根(せっぱんやね)の「嵌合部(かんごうぶ)のカシメ作業」とは何かを、簡単にご説明させていただきます。

折板屋根の「嵌合部」とは

折板屋根は、一枚の大きな屋根材で全体を覆うのではなく、細長い鋼板を横に並べて施工します。その隣り合う折板同士を、雨が入らないようにかみ合わせて接合する部分が「嵌合部」です。

イメージとしては、折板Aと折板Bが横でパチッとかみ合っている境目。そこが嵌合部にあたります。

特に「嵌合式折板屋根」は、ボルトで上から留める重ね式とは違い、屋根材同士をかみ合わせて固定する構造です。そのため、この嵌合部が屋根全体の出来を左右します。

嵌合部は、雨水の侵入を防ぐ雨仕舞いに関わり、強風で屋根材がめくれるのを防ぎ、点検時に「きちんと噛んでいるか」を確認する、いわば屋根材同士のかみ合わせの継ぎ目となる重要な部分です。

「嵌合部(かんごうぶ)のカシメ作業」とは

カシメ作業とは、かみ合っている折板同士を専用工具などでギュッと締め付け、外れにくく固定する作業のことです。はめ込んだだけの状態から、さらに潰す・締める・押さえ込むことで、接合部をしっかりロックします。

パチッとはめた部分を、最後に専用工具で締めて抜けにくくする。そんなイメージです。

カシメ作業の目的

カシメ作業には、主に三つの目的があります。

  1. 風で外れたり浮いたりしないようにする … 嵌合部が甘いと、強風時に折板が浮く・バタつく、最悪の場合めくれる原因になります。
  2. 雨仕舞いを安定させる … 締め付けが不十分だと隙間ができ、雨水が侵入するリスクが上がります。
  3. 折板同士を一体化させる … 「はまっている」だけでなく、カシメることで接合部の固定力を高めます。

細かな作業の積み重ねが屋根をつくる

こうした一つひとつの細かな作業の積み重ねが、建物を雨風から守る屋根をつくっています。私たちはこれからも、見えない部分の品質にこだわり、確かな施工をお届けしてまいります。